読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ハードコア見てきました

公開以前から話題になっていた「ハードコア」を観てきました。

暖かめの気温で陽光が輝く昼間という事で、映画日和でした。

 

個人的に一番いい映画日和は雨のない曇り空だと思うのですが、まあそんなことはどうでもいいです。何しろ今日は「ハードコア」を観に行くのですから!

公開前から話題にはなっていたので、いつ公開するかヤキモキしていたのですが、気が付いたらやっていたので、すかさず観に行ったという次第。

 

監督はイリヤ・ナイシュラー。ロシア人。

映画知識のない俺には全く知らない監督でした。

パンフの情報を読んでみたところ、モスクワのバンドのフロントマンとの箏。

ミュージックビデオを自分で手掛けたりもしているそうで、今作はそのスキルをフル活用して撮影されたものです。

 

トーリー要約

研究所で独りの男が目覚めた。

名はヘンリー。

ここがどこなのか全くわからない、状況。

そこに一人の女が居た、名はエステル。ヘンリーの恋人のようだ。

エステルはヘンリーを覚醒させる、ヘンリーは両手両足を失っていた。

エステルは超高性能義手と義足をヘンリーに接続し、ヘンリーの「機能」を回復させていく、そこへ現れる謎の男エイカン。

エイカンはヘンリーに自分に従うよう言うが、エステルはヘンリーを連れて研究所を脱出する。しかし、ヘンリーとエステルにエイカンの傭兵が迫る。

エステルは傭兵に攫われてしまう。

エステルを取り戻すため、ヘンリーの戦いが始まる────

 

「ハードコア」は、従来のアクション映画とは全く違った作品です。

フレームには主人公「ヘンリー」の主観が、最初から最後まで映されます。

これは、GoProという超小型カメラを役者に装着することによって実現されているそうです。

 

 ところで世の中には「ファスト・パーソンシューティング」略して「FPS」というゲームのジャンルがあります。主人公の主観や手元の銃が画面上に表示され、主人公の主観で進行するゲーム。このゲームはジャンルとして大成功を収めています、その理由の一つはひとえに「没入感」にあると思います。

 

「ハードコア」は、まさにFPSのような没入間を観る者に与えます。

物語開始早々、主観でスタート。

この時点で観客に「いいな、これはこういう作品なんだ」と示すとともに、観客を主人公ヘンリーの視点とシンクロさせます。

この時点で俺のテンションゲージはMAXになりました。

「ここから一体どんなものを見せてくれるんだ!?」という期待感がはんぱなかったです。それからはスーパーアクションの連続でした、走る、殴る、蹴る、銃を撃つ、ナイフで刺す、ジャンプして車に飛び乗る!もう頭の中はからっぽで、スクリーンに釘付けになってしまいました。使用される武器も多種多様です。ハンドガン、アサルトライフル重機関銃火炎放射器、ナイフ、日本刀、ついでに敵が戦車を繰り出してきたりもします。ここらへんもまさにFPS的な持ち味と言えましょう。

 

本当に全く新しい映像体験、と言っていいと思います。

だって、まさかFPSをそのままポン、と映画にしようとした人、今までいましたか?

俺が知る限りでは居ません!「ありそうでなかった」そんな映画でもあります。

 

ちょっとネタバレになってしまうのですが、ヘンリー、実はサイボーグです。

彼は心臓に電池を埋め込まれていて、開始早々電池切れで死にかけます。

そこで、ヘンリーの助言者ジミーが現れるのですが、ジミーはこう言います。

 

「敵のサイボーグを倒して充電用のチャージポンプを奪ってこい」と。

 

いつ敵が来るかわからない状況の中、ヘンリーはジミーが提示した「ミッション」を否応なく遂行することになります。この映画、ミッションクリア型のシナリオが組み込まれていて、そこも大変にゲーム的だと思いました。

トーリーがミッションクリア型であるため、ストーリーはポンポンテンポよく進んでいくというのもこの映画の良さの一つです。全くダレるシーンがありません。

 

それから、俺はサイボーグが大好きなのですが、ストーリーの序盤でエステルがヘンリーに義手をアサインし(義手接続後、レーザー溶接でくっつける!)機械部分を人工皮膚で覆っていく様子はなかなかに燃えました。

これだよ、こういうのが好きなんだ俺は!と心から満足しておりました。

 

キャラクターもなかなかに魅力的です。

特にラスボスのエイカン。彼は超能力者です。

敵を浮遊させたり吹き飛ばしたりできます、理由?そんなものはいりません。

エイカンはラスボス、そして超能力者。それ以外に言うべきことがあるでしょうか?

でまあ、このエイカンがなんかすごく胡散臭いんですよ。

いちおうイケメンと言っていい顔立ちなのですが、発言から所作からゲームのラスボス臭がものすごくします。そして彼の目的は、世界征服です。

 

もう一度言いますね。世界征服です。

 

サイボーグ兵士をたっくさん作って俺様キングダムを築こうというやつです。

なんとも愛らしいではありませんか、これくらいシンプルでなくっちゃ。

 

それから、主人公の助言者であるジミーもいい味出してます。

 

物語の途中で突然現れて助言を与え、死ぬ。

その後何食わぬ顔でまた出現する謎の男です。

 

撃たれて死んで、火炎放射器であぶられて死んで、なんか死んで死んで死んでまた出てくる。ちなみになんでそうなってるのかはストーリー上で明かされます。

 

トーリーのテンポがとてもいいのでラストまでススッと観られる映画だと思うのですが、ラストのオチは必見です。

エンディング曲はイリヤ・ナイシュラーのバンドBitingElbowsの「For the kill」

※字幕内では「ブッ殺してやる」という名訳!

えー、大変ラストのオチとマッチしたいいセレクトだと思いました。

 

t.co

公開期間はそう長くないようなので、「ハードコア」を観に劇場へ!

俺の配点は100億点、絶対おすすめできる一作です!